2022-09

Poem

待合室

捻くれた大人が独り待合室にいる微動だにしない動物や軽やかな音を無いものとし自我を爆発させる小さな哲学者の自論が空間のあちこちから響き渡る思考は跳ねるスーパーボールのように跳ねすぎて迷子になるでもいつか戻ってくる自由すぎて難しい自己主張の塊で...
Poem

鬱くしい

この瞬間が1日で1番好きな時間画面に映る彼女はそう言い平凡な呼吸で非凡な量の煙を吐いたそれは彼女の中に沈殿してる醜い結晶が蒸発したようで鬱くしかった暗い部屋ちょっと引きこもりな少女が画面越しに邂逅した匿名の彼女夜道で話す姿は"普通"なのに彼...
Poem

一騎打ち

愛しい愛しいわたしのダーリン今どこにいるの?静寂しじまを支配する狂気の産声酩酊した箱庭で味わった享楽五回も戯れたのに物足りないなんて笑えない冗句はやめて欲しいわ初めてのベッドは人間性と時間勝ち取った時間は溶けていた悲しい時は嗤い嬉しい時は目...
Poem

植物を飾れば気持ちが安らぐというから試しに一本、きれいな花を持ち帰った早く枯れないかなって期待してた気持ちはそんなに変わらなかった