散文

散文

未完の手紙

私が10年余りの活動をして、地獄まで捨てきれない人が3人いました。1人目は尖り方が私と似ていました。いや、尖りの成熟具合は向こうが長いので私がその人に似ていたのでしょう。根本は後先考えず誂えたようですが、段々と癖が出てきて、最終的にシンプル...
散文

あややこやや

酔った後遺症で自分のネガティブに凭れている。お盆なんてクソくらえ、30までに裏切るって10年前に決めといて残り3年切ったよ、その前に新たな依存先(リウマチ)ができて通院しか安心できるものがなくなったよ。裏切ったところで1人で生きる手段もない...
Poem

不適切な退路

か細い子供が眠る頃、灯される部屋があった。1人1人が微熱に浮かされたような顔つきであるものは蒙昧に、あるものは耽美に、あるものは艶やかに夜を縫った影が伸び匿名が濃くなる頃にはそれぞれの詩は絡み合い水槽の魚は硬水を元手に希う夜道から流れる祈り...
散文

自動記述

場違いの生命線に光を灯したら実際私の中で燻るヴィ ーナスが言うことには本能と実際の間に寝転ぶハイヒールのような味がしたって枝垂れ桜に詰問したとて故意の地図と不問の猶予、赤 い記憶はとうに消費期限を過ぎている。 そして一種の厄災となった。思考...